甘南備寺山は人麻呂終焉の地!?
江の川流域の民族と伝承
ー鴨山にも触れてー
昭和63年9月30日発行
著者 白石昭臣
発行 (株)ぎょうせい
 著者の白石昭臣氏はすでに故人で、当時、国際短期大学(現島根県立大学)教授で民俗学専攻の先生でした。
 父は生前、よく白石先生の「甘南備寺山」鴨山説を話題にしていました。 この本はもう絶版になっているようで、一般の書店では手に入らないと思います。 江津市や川本町、美郷町の図書館などに置いてあるかもしれません。

 平成27年の4月に桜江町坂本にある博物館施設で「甘南備寺山大研究」という半分冗談めいたタイトルの展示をしたことがありました。 ここでもこの本を展示し紹介しました。 地元の人にはあまり関心がなかったようですが、実際に甘南備寺山をある程度詳しく歩いてみると、昔の人達の生活の跡ではなかろうかと思えるような地形が結構目につきます。 歴史・考古・民俗などの人文関係でも大変アクティブなフィールドだと思います。
甘南備寺山大研究!?展
(平成27年4月桜江町坂本の博物館施設)
↓山城の跡?・・広く平坦な尾根
(長距離ルート上の(16)地点 標高445m)
↓尾根超えの跡?・・鞍状になった尾根
(らくらくルート上の(9)地点 標高345m)