これから紅葉の季節だ! 日貫川の川床にて
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桜江町と石見町の町境付近を流れる日貫川。 標高の高いところだけに紅葉が始まるのが早い。 「これから良い季節になるねえ」と言うと、「ぜんぜん、これからは寒くなって日も短くなるので調査がやりずらくなる」とブツブツこぼしておられた。
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凝灰岩の層を貫く幅2m弱の黒っぽい不明の岩脈。 エスチングハンマーは軽くて使いずらいと、O君が愛用しているハンマーは石屋さんが使うゲンノウである。 さすが!
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岩脈との接触面の走向・傾斜をクリノメーターと走向板を使ってていねいに測る。 O君いわく、「この岩脈、小規模だから地質図には書けないけど・・・」 ギャハハ |
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「どうもよくわからんところだ」と目を凝らして観察する。 このあたりは岩石の見かけが複雑に変化しており、岩石を区別して記載することが難しい。
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難しいところは腰を据えてじっくりと観察する。 姫路のナンバーの車が見える。 |
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調査では詳細な観察と正確な記録が必要である。 観察地点ごとに詳細な記録をとる。
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溶結凝灰岩中にフィアメが観察できるところでは、かならずその向きを計測し記録をとる。 |
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「おお、フィアメが見える」と霧吹きを手に持って露頭へ近寄る。 岩石の表面を水でぬらすと表面の模様が見えやすくなり、フィアメを確認しやすくなる。
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道ばたにしゃがんで鼻をかんでいるわけではありません。 露頭から叩き出した岩片をルーペで詳細に観察してフィアメを確認しているところです。 |
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フィアメを確認できたら、もとの露頭面にマーカーでフィアメの向きを書き入れる。 決して落書きしているわけではありません。
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クリノメーターと走向板を使ってフィアメの走向と傾斜を正確に計測する。 |
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一日の調査がすんだ後は風呂上りのビールの一杯が実に心地よい。 館長もここぞとばかりビールを飲みまくる。 ソースはあんまり飲みません。
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