(平成13年の冬に掲載した記事)

わらべ(童)のページ

 当館では、当館の施設・設備を開放し、子供から大人まで自由に使ってもらおうと思っています。 施設・設備などと仰山なことを言っておりますが、ほとんどが手作り足作りのものでたいしたことはありません。 しかし、当館が目指しているのは、金脈・人脈に染まったものではなく、完全ボランティア型の生涯学習的・社会奉仕的な施設・組織です。  多くの人達に自由に使ってもらい、少しでも自然館活動の輪を広げたいと思っています。

当館はゲームもできます。 でも、子供は外で遊ぶべし!
  
 いい年をして3Dゲームに熱中していたところを隣の子供に見られたのがきっかけで、土日になると「ゲームさせて〜」と言って同じ地区の子供等がワサワサとやってくる。 もともとは観覧者の方々に展示標本の一覧をパソコンで見てもらおうと設置したものですが、今ではゲーム機になってしまった。 搭載しているゲームのほとんどはインターネット経由で入手したフリーソフトで、別に損はないが、やはり子供は外で遊ぶべきでしょう。 なんとかしてこの子供等をゲームから野外発見学習へ方向転換させてやりたいのであるが、人の心をコントロールすることは難しく、そして、恐ろしくも感じる。 
 ちなみに右側の写真の女の子たちが熱中しているのは、美少女格闘ゲーム「巫女一番」だ。 バーチャルな世界が現実のものになってはいけないので、やめさせるべきかどうか迷っている。  しかし、子供は飽きっぽいもの、いずれ飽きてしまうだろうとは思いますが、ギャハハ。 


焼き芋の季節だ!
 朝早く、石焼芋の準備をする。 しかし、煙が目にしみて思わず逃げ出す。  芋をアルミホイールにくるんで焼くと水分が逃げずホッカホッカに焼ける。
 わらべの一人が、芋を指差して「うちのとうちゃんのチ○コにそっくりだ」とニコニコしながら言った。 実に正直だ。  まだ若いのに疲れたような顔をしている。 だいじょうぶか、このわらべは。 少し休め。
 焼き芋をしている最中も準備室に上がり込んで、パソコンをいじくり回す。
 当館自慢の自作だ。 簡単には壊れない。
 わらべは元来、せっかちなのか、クリックを連発して動作がおかしくなることがよくある。 こんなときはすかさず割り込みをかけるのじゃ。