三年次 桜江のカルデラ湖をさがせ! part2(平成22年12月掲載)
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先日、市内在住の中学三年生のKさんから、今年の夏休み(平成22年)に取り組まれた自由研究「桜江のカルデラ湖をさがせ! part2」をいただいた。 本文29ページ、野外調査の記録26ページの堂々たるものです。 この自由研究は市内の科学作品展に出展されて高い評価を受け、さらに県内の科学作品展にも出展されて非常に高い評価を受け、そしてさらに日本学生科学賞の全国審査に出展されました。 今年の自由研究は、気温35度を越える猛暑の中、急峻で草深い山斜面や沢を登っての調査で、危険と背中合わせの非常にたいへんなものでした。 しかし、危険なぶん発見的なところも多く、それまで知られていなかった新事実がたくさん得られました。 かつて何人もの女子大学生達が調査研究しても得られなかったことばかりです。 実にすばらしいと思います。 大学生でさえできなかったフィールドワークをやってのけた、という感じです。
一年生、二年生、三年生と3年続けてkさんの自由研究の手伝いをさせていただいた。 筆者自身も大変よい勉強になりました。 まこと、「我が郷土は、発見の宝庫!」 Kさんのように郷土の自然をテーマにして発見的で探求的な学習活動をしてくれる子供達が少しでも多くでてきてほしいものです。 kさん、そしてKさんのご家族の方々にはこの場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
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上の二つの写真は、10月23日、24日に開催された「第54回日本学生科学賞島根県展 第63回島根県科学作品展」に出展されたKさんの「桜江のカルデラ湖をさがせ! part2」の展示風景です。
これに関する記事は、10月23日、25日の読売新聞島根版に掲載されました。
我が郷土の地質体には、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。 地道に継続して観察活動を続けていけば、たとえ中学生でも大学の研究者達に負けないくらいの原著論文を書くことも決して夢ではないと思います。
Kさんの後を引き継いで、さらに「桜江の火山」の研究を深めてくれる小中学生達が出てくれることを期待したいものです。
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←10月24日 表彰式後、同施設内(大田市山口町)にて (右がkさん、左は筆者)
表彰式のあと、kさんとご家族の方達にお会いした。 Kさんもご家族の方達も共に希望にあふれ、いっしょになって夢を追いかけている姿を感じることができた。 筆者もこの三年間、いっしょになって夢を追いかけることができたように思います。 Kさんとご家族の方々には改めて感謝する次第です。
そして、学校でKさんをご指導された理科教科担任のT先生には、筆者もいろいろとお世話になりました。 T先生にはこの場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
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