【宗 派】 浄土真宗本願寺派(西本願寺)
【寺 号】 飛龍山 浄光寺
【所 属】 山陰教区江津組
【所在地】 島根県江津市千田町451番地 〒695-0151
【電 話】 0855-56-2433 【 FAX 】 0855-56-2191
開基住職釈慶念は、慶長2年(1597)に豊臣秀吉の命を受け、従軍
医僧として朝鮮出兵に従う。
戦争の悲惨を目撃した慶念は、無常転変の儚さを悟り、帰国後、いのち
がけの開教に従事。石西一円に教線を張り、現在の石見地方のご法義繁昌
の基礎を創りあげる。
さまざまな苦難をのりこえて、慶長年間当地に浄土真宗の教堂を開く。
本願寺より阿弥陀如来尊像が下付(慶長11年2月21日)され、現在
の地に一宇が建立されたのは慶長11年(1606)春のことである。
開基慶念は3人兄弟の一人で、一人は瑞穂町市木浄泉寺(朝枝姓)を、今一
人は
天保3年(1833)第11世釈祥應の時、4ケ年の歳月を費やして現
在の本堂(9間4面)が再建される。
第14世釈白英の時、本願寺教団の発展と布教の功労により、本願寺第
21代明如法主より、数多くの染筆の軸物と越後の大寺「鳥屋野院浄光寺」
に因み、「鳥屋野山」という山号、そして「浄光精舎」の額字 及び額面を
賜る。皆特例と為す。
当山は、石見の妙好人善太郎同行の師匠寺である。境内には、善太郎同
行の墓並びに等身大の銅像。記念室には木像、手記、遺品が数多く展示し
てある。
現在の庫裡は、昭和62年(1987)に新築再建。その折解体された
旧庫裡は、本堂建立4年後に、江津の旧家沖田屋の古い客殿の一部が移築
されたものである。
平成9年(1997)より2ヶ年の歳月を費やして、本堂平成大修復事
業が進められ、屋根替、内装(内陣荘厳)、外縁及び高欄取替、境内整備
の工事がなされ現在に至る。
開基 慶念 | 11世 祥應 |
2世 教念 | 12世 福應 |
3世 教西 | 13世 誓應 |
4世 願正 | 14世 白英 |
5世 正岸 | 15世 貞政 |
6世 霊應 | 16世 温香 |
7世 白門 | 17世 温月 |
8世 林應 | 18世 紹隆 |
9世 春應 | 19世 顕之 |
10世 徴應 |
浄光寺の紹介