【石州サビ瓦】 島根県大森町 石見銀山 H17年 「熊谷家」葺替 (重要伝統的建造物群保存地区) |
平成19年(2007)世界遺産に登録された石見銀山。 その石見銀山御料における有力商人の「熊谷家住宅」は、 平成10年 重要文化財に指定されており、 生活の変遷を最もよく示す民家建築です。 寛政12年(1800)におこった町並みの大火後、 享和元年(1801)に建築、土蔵などを増築し、 明治元年(1868)に屋敷が整いました。 熊谷家の復原工事は、平成13年度から平成17年度にかけて行われ、 屋根復原には、亀谷窯業の石州サビ瓦が使われました。 全ての瓦がサビ瓦で葺きなおされているのではなく、 当時の瓦の状態の良いものと合わせて葺いてあります。 200年の時を経た瓦とサビ瓦、よく見ると分かりますが、上手く葺いてあります。 ■島根県大田市 世界遺産 石見銀山遺跡 ■国指定重要文化財 熊谷家住宅 |