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85点 |
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サクセション |
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メディア 掲載日 |
主な対応ハード PS4・ニンテンドースイッチなど |
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記述日 2025/01/21 |
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プレイ時間 約 255時間 |
攻略範囲 クリア後PS4プラチナトロフィー獲得まで |
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良 い 点 |
錬金術の調合に恒例の色のパズルがあります。最初、見えづらいなぁと思っていましたが、プレイしていくにつれ見分けがつくようになっていったので改善されたのだと思います。 今までは見わけがつかないので運と勘でやってました(パズルなのに運て)。でも、あんまり面白くないです。 もしかしたら簡単すぎるのかも。
音楽はプレイヤーを飽きさせないように工夫が見え、かなり力を入れられているようでした。 OP曲は2人で違う歌詞を歌うという変わった仕様でしたが、聞き取りにくくなっているだけのような気がします。 主人公が2人なので最初は主な操作キャラクターをリディーとして1つの歌詞だけで、次にキャラをスールとしてもう一つの歌詞を、それからプレイヤー交代を可能として2つの歌詞入りのOPとして搭載する・・ような工夫が必要だったと思います。 一番良かった曲は「あなたはだあれ?」という曲。泣いてまうわこんなん!!
演技は主人公2人も素晴らしかったですねー。 特に前作登場キャラは「どっから連れてきたん?」と感じるような人がいまして、今作でも登場するんで嫌だなぁと思ってたんですが、かなり演技が良くなってびっくりしました。 もう一人前作登場キャラで他に大きく見劣りする方もいましたが、関連イベント最後では魅せる演技をされていたので良かったと思います。 モブキャラの演技も良く、今作に限りキャスティング・声の収録には力を入れられたのではと。 ですけど、全体の演技の方向性を完全に無視した(悪意を込めた感じの)演技をされている方が名前ありのモブキャラに1名、それと全く採用される実力のない方でプレイ全体を通して喋る機会のあるモブキャラで1名おられました。 名前ありの方は収録時の問題点の指摘をしなかったということで、もう一人の方はなんらかの圧力で採用せざるをえなかったという感じじゃないですかねー。後者の方の問題は、これより先のガスト作品に影響を与えますので気をつけるようにされたほうが良いです。 非常に良い作品であっただけに、プレイヤーに汚点として印象を与えた・・くらいに思っといた方がいいですよー。
戦闘システムが変わり前衛後衛の交代やフォロー攻撃とパーティー要員が無駄にならないようになっていました。 アイテムの効果を増大させるシステムも登場。
恒例のクリア後のおまけで声優さんのコメントがありますので、ぜひ聞いてみて欲しいです。もっとこの作品が好きになるのではないかと。
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悪 い 点 |
グラフィックは(動き含め)大幅な改善が必要と感じました。 今作は主人公2人を表示させないとイベント描写ができない?ようで、誤魔化しができない仕様と思われます。 どうしても目立ちますねー。 イベントでも稚拙とも言ってしまえるような3Dキャラの描写で「かなりタイクツ」に感じられると思います。 そんで、そのイベントも無茶苦茶多いんですよね・・ソフィー、フィリスに続くシリーズ最終作ということでイベントをガッツリめに設定したんじゃないかと思いますが「RPGを思うように楽しめない仕様」ととる方も多いと思われます。 (問題点が助長?連動している感じ) グラフィックの問題は改善策として新しい人に協力してもらうしかないかと。 今作にそれでは間に合わなかったとも考えられますが、アニメーション・過去作のような2D立ち絵での表現にすることで対処は出来たはずです。 それをしなかった理由としては1点挙げましたが、ある程度は費用をかけることで対処できます。
錬金術で作れるアイテム種と、その効果が膨大すぎて多くの時間がとられる。上記のイベントの多さも相まって「非常に構成のバランスが悪いゲーム」となってしまっている。 私は今作のオリジナリティととったので減点は微々たるものですが、これだけで−20点の評価をくだす方もおられると思います。
時間制限がなく日にちの要素が意味をもたない仕様になっている。一回だけ関係のあるイベントは起こりましたが・・。 私の評価では、最終作をジックリ楽しんでもらいたい気持ちが多く出た!・・・ととったんですが、評価をだすのではなく、ゲームを楽しむうえの感想ってあるじゃないですか? それだとダラダラとやるゲームだった・・と、とられてしまいますので「いい塩梅を見つけ出す」ことは次作以降、必ずとりくんだほうが良いです。 グラフィックのこと含めPS3のアトリエ以下だと思われてしまうのは、ガストさんもコーエーさんも望んでいないと思います。
以前に指摘したと思いますが、敵の行動に理由のわからないものがあり詳しく表示する必要があると思いました。 「なぜ、それが起ったのか?が非常にわかりづらい」。 力押しができるので、どうでもいいから文句が出ないと思っておいた方がいいです。 それと次作以降に調合に時間がかかる仕様でいくなら、特性の説明はハッキリと表示する方が良いです。 机上の空論を実地で試す・・というのは魅力でもありますが、時間がかかりすぎるという問題もあります。 (これも問題が連動してしまい強力なネガティブ要素になるということです)
アイテムに付与できる特性に強力すぎるものがあり、獲得できればヌルゲーと化す・・みたいなバランスの悪さがあります。 それと錬金術の調合時、材料の情報に見れないものがあるなど改善できる点もあります。
処理が遅くなる時があります。私はPS4Proを使用してプレイしたので、おそらくバグが原因なのではないかと。 (スイッチ版でおきるか?は不明) 戦闘でも画面のチラつきが起ったあとフリーズするなど、なんらかの問題があると思われます。 プレイヤーの方はアトリエから外出する時は必ずセーブするのを徹底したほうがいいです。開発者の方は改善策としてオートセーブをつけるとかですかね。
隠しボス?の電気のデカイやつが強すぎて(というか体力が多すぎて)倒すのに数時間かかりました・・・。もしかしたらダウンロードコンテンツありきのボスだったりして? 特性探し(同じことの繰り返し)に飽きるほど時間をかけないと、倒せない気がします。
ダウンロードコンテンツを売りにきてる感じが嫌でしたねー。 こういうのって一時的な売り上げにはなりますけど、私みたいに「アトリエシリーズのプレイが遅れる」人を増やす原因にもなります。 結果、新品が売れなくなるので売り上げが上がらず、ダウンロードコンテンツで稼ぐしかない・・みたいな悪循環になりますよねー。コーエーさんでも、こういったことは話し合った方が良いですよ。 それをしないで、今のプレイヤーはゲームを発売日に買ってくれない!なんて言えないですよね〜。 (悪いかは知らないですけど)業績が悪くなったなら、何かしらの原因はあるはずですが、こういうのって外部の人から指摘されないと、なかなかわかんないんですよ。 見ているものが数字だけっていうのは、ゲームを創る会社の社員としてふさわしくないんじゃないですかー? (ちなみに私は前作フィリスのアトリエでガッカリしましたが、ネルケ、ソフィーのアトリエ2もライザのアトリエ3作も購入済みです。いつか復活するだろうというのは確信がありましたので。それが次作であるリディー&スールのアトリエとは思ってなかったですが。一応言いますが、プレイ後、当然アトリエのプレイ機会は早まることになります)
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総 評 |
100点満点でグラフィック−5点減点、アトリエのRPGとしての面白さで−5点、構成の悪さ(時間かかりすぎ問題)で−5点の85点ですねー。 それ以上の評価は、どうとっても私には出せません。しかし、「アトリエ作品の復活」を感じさせる非常に良い作品だとプレイを終えて思っています。アトリエ20周年にふさわしい力作ではないかと。
そうする理由があったとは言え、私ももっと早くプレイしていたら・・と後悔こそしていませんが、そう思っています。 前作フィリスのアトリエで以降の購入をやめてしまったゲーマーの方には、ぜひともプレイしてみてほしい作品です。
おぉぉっ!!と感じたり、悲しくなったり、世知辛れぇなぁ・・なーんて、感想も予想できます。 ネタバレになりますので、あんま言えないんですけど「これまでのアトリエでは味わえなかったこと」を味わえると思いますよ〜。 前作の評価で指摘したフロンティアスピリット、この作品にはある気がします。 まぁ、凄いグラフィック・優れたゲームデザイン・深遠な構成力というものを期待しないで、若干ちからを抜いた感じでプレイしてみてくださいよー。 クリエイターの力は十分に感じられる内容ですので、後悔はしないはずです。(キッパリ)
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音楽・演技の評価 |
快適性の評価 |
面白さの評価 |
ボリュームの評価 |
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5 |
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