江戸時代頃に書かれた権現滝の文献の現代訳 「権現滝は長良の境にあってもともと岩壁の上に権現様の祠があったことから、権現滝と名が付けられた。権現滝は峡谷絶壁のところにあり、七段にわたって流れ落ち碧い淵に滝音を立てて険しい切り立った崖に飛び散っている。うっそうとした大樹が頭上を覆い被さっているようだ。一度ここに来たものは静まり返った中にも壮大な光景に感動し、忘れることができないであろう。ただ滝に通ずる路は険しくて、容易に行けないのが残念である 権現滝昔ばなし (滝の名前の由来)
上から一の滝(高さ13m)を男滝(おんだき)といい、上流からまっすぐ落ちる様は勇壮果敢であるところから名づけられたと言われています。 ニの滝(13m)を女滝(めんだき)と呼び龍が昇った跡のように深くえぐられた複雑な地形に水が流れ落ちています。この滝の上部は女滝を覆うように切り立った断崖絶壁となっており、岩松が群生していて、まるで屏風絵のようなことから屏風岩と呼んでいる。三の滝(3m)を姫滝といい、かわいい小さな滝です。四の滝(6m)をすべり滝といい、かたい岩盤の上を水がすべるように次の滝へと流れていきます。五の滝(11m)を龍神滝といい、その滝の滝壺は深くはんど淵とよばれ、龍伝説の滝です。その昔は子どもたちはこの滝壺で水遊びをしていたそうです。六の滝(20m)を虹滝といい、激しい瀑布のためいつも霧が立ち込めていて天気の良い日は虹がでます。七の滝(8m)を子滝といい、水量の多い日は三つの小さな滝が出現します。 |
〒6950005
島根県江津市松川町長良