|
|||||||
50点 |
|||||||
ミスファイア |
|||||||
メディア 掲載日 |
主な対応ハード ニンテンドースイッチ |
||||||
記述日 2023/12/03 |
|||||||
プレイ時間 約 80時間 |
攻略範囲 難易度ノーマルクリアまで |
||||||
良 い 点 |
元々は1997年作品 リメイク元のフロントミッション2の前作にあたるフロントミッション1作目は、 スーパーファミコンソフトでした。 2作目ではCD媒体のプレイステーションソフトとなり、かなりの進化をとげています。 その2(セカンド)のリメイクですねー。1リメイクと同様海外の会社が開発しています。
時系列上はフロントミッション1の10年後あたり。 OCU中心で描かれます。前作の追加要素にOCU編ってのがありましたよね?ハフマン島ではありませんが、あそこです。 主人公は事件当事者ではなく、第三者のような描かれ方をしています・・・が、・・。 プレイヤーが操作する陣営が章によって変わるので、なかなか面白い仕様ですよ〜。
一番良い点ですが、ゲームそのものが非常に面白い。 戦場は前作と同じ「高低差のあるフィールド」です。ヴァンツァーというカスタマイズできる兵器に乗り戦っていきます。 今作ではAP(アクティブポイント)という概念があり、「この数字の範囲でしか行動できない」システムになっています。 一つのマスの移動に1、回避に2、攻撃&反撃に2、盾防御に4、ミサイルに6、格闘攻撃に0となっていて、たとえばミサイルを撃ちたい場合はかなり移動を制限されることになります。 余ったポイントは命中率を上げる効果があります。 反撃もこのシステムですので、あまりに集中攻撃を受けると何もできずに破壊されてしまいます。 また格闘攻撃ができる武器を装備していないと反撃ができなくなり困ります。 ターンの終わりに全回復しますが、「敵がとなりにいるとAP回復を阻害します」。計算式は真横で-2、ななめ横で-1となります。 味方が真横・ななめ横に隣接していると+1の効果があるため、どういった配置でターンを終えるか?という戦術眼も試されます。 夢中になると攻略に何時間でも費やしてしまい気づけば7時間ぶっ続けでやっちゃいました!なーんて方も多く出ると思われます。 「セカンドの名は伊達ではないのだよ!」
ヴァンツァーのカスタマイズは前作とは変わり、パイロットのスキルも変更できるようになっています。
「空」という概念が追加されていますのでジェット機などには対空装備がないと攻撃ができません。 対応幅の広いマシンガンを装備するか、反撃を受けない対空ミサイル・ロケットで対抗する必要があります。 ショットガンで届く敵もいましたが、ほんの一部。マシンガンにしても今回から9発の弾数制限が加わっていますし、命中率が低いのでスキルで補う等が必要。(アイテムで補充可能ではある) 通常の敵ヴァンツァーにはマシンガン以外の対空装備では攻撃ができないため、ステージごとに工夫するのが重要かも。 両肩どちらでも装備できる盾で防御重視にするか・新たな性能を獲得したショットガンで地上戦を戦い対空はミサイルにするか?・マシンガン二刀流で通常ミサイルを装備して反撃を受けずに抑えるか?など色々と工夫できます。 移動もヴァンツァーの出力より抑えめに組むと距離が長くなる(通常、移動力の半分が進めるマスです。8なら4、7なら3。ステータスの機動力でボーナスがあるらしい)し、重装備でいけばokというもんでもなくなっています。 また装甲には属性がふられていますので、対貫通(マシンガン・ライフルなど)・対火(ミサイル・火炎放射器など)、対衝撃(格闘攻撃など)の何をチョイスするか?も重要。相手の装甲も貫通攻撃が効きにくかったりしますので、その場合はナックルかミサイルで攻撃しないと効率よくダメージを与えることができません。
オナーという数字があり知名度を意味するそうです。単純に敵のパーツを壊した数がオナー。 この数字でもスキルを獲得することができ、効果が非常に強力なので誰を活躍させるか?もこのゲームの肝。 ボディパーツを破壊すると他のパーツも壊したことにしてくれるのが助かりました。 (これは今後のシリーズでも大きな変更点となるはずです。オリジナル重視の方が良い・・とは思うんですがねー)
オープニングは昔と少し違っていますが、不穏さを感じさせる、なかなか良いオープニングだと思います。
私は2の記憶があまりなかったので音楽をアレンジではなくオリジナルでプレイしました。 1のリメイクでは2つの編に別れていましたので、それぞれを試すことができたんですが、今回は大きな追加要素がありませんでしたので試すことができませんでした。 評価は4としています。5ではない理由については、これ!という曲がなかったためです。全編にわたり音楽は素晴らしく、「飽きの来ない音楽」であったと思うのですが1の時のような印象に残った曲がありませんでした。 強いてあげるならDomingo Appears、Assault、Player Battle (Heavy)・・・と個人的には「Enemy Battle (Swift Attack) 」を強く推します。 (結構あるやんけ・・) あと効果音に迫力があり良かったです。
説明書がありません。代わりにタイトル画面からチュートリアルに入れますのでゲームに困ったら、のぞいてみてください。
リメイク前よりロード時間が大幅に短縮されています。 ネットの情報ですとシリーズの販売本数を大幅に減らしてしまった原因ともされていますが、私はネオジオCDのロード画面で鍛えられていましたから!当時もあんまり感じなかったですねー。 それよりも進化の方に目がいって。あ、話がそれた。 無駄にカメラが回転しますが戦闘画面への切りかわりに関しては改善されています。
オートセーブ枠があります。今後も付けてくれるとありがたいです。
|
||||||
悪 い 点 |
バグがあまりにも多い。 もともとバグはあった作品ですが、これは・・ちょっと擁護できない。 あのー、たまに「完成させてから出せよ」って評価がつくものがあるじゃないですか?あのレベルじゃないです。 雑誌に、この画面は開発中のものです。・・・みたいなの載るでしょ?あのレベル。 おそらく開発50%くらいのものが販売されている状態です。 海外の会社が開発してるから日本語がちょっと・・みたいなのを想像しておられるかもしれませんが、違います。 キャラの顔も別のものが割り振られていたり、日本語に混じってアルファベットも削除し忘れている・同じ言葉を繰り返す・データが参照できない・武器(パーツ)が消える・ゲームが進行不可になる(おいおい・・)・本来入手できるはずのものが入手できない(お、おいぃぃ〜)・早く操作しないとフリーズする箇所がある(いい加減ぶんなぐるぞ)・・・etc
APの仕様もバグでかなのは知りませんが計算が無茶苦茶で何がおきるかわからない状態。これでヴァンツァーが破壊されたらプレイヤーとしては何もできないです。 システムそのものが間違ってるんですから。 あと前作でアップデート改善された十字ボタンで操作できない問題がまたあって、発売1か月たった現在も何故か修正されない。
これが一番重要な点ですが、「フロントミッション2のリアルタイム戦闘が再現できていない」。 ヴァンツァーがズゥャーンときてズドン!ズドン!!(この間APがリアルタイムで消費される)→ウィーン、ボカーン!→去りながら経験値獲得と、これ重要じゃないの? 1リメイクとほぼ同じやん。これじゃダメだよ〜。 たまーに、チュイーンと来てドドドドン!みたいな演出もあって「お!」と思う時もあるんですが、シミュレーションRPGの戦闘からリアルタイム戦闘への移行と臨場感が本来の進化のポイントでしょ? (ロード時間がかかる原因でもある) 1リメイクの時言ったよね?フロントミッションを愛している・・ような事を書いてる記事を見たけど、ホントかよ?とプレイして思った。これで愛してるとかよく言うなぁと。 あれはプレイしてホントに思った事だからね?結局は私の勘違いであったんですが、そう思われたらダメなの。 今のバグだらけ、開発途中の状態では「期待して買った全ての人が、なんだフロントミッションってこの程度かよ」って思いますよ。 期待した人をバカにしてる。こんなものをショップに並べるなと。決して言い過ぎじゃないですよ。 スクエニさんも確認してみてください。「世界3大シミュレーションRPG」ですよ?せっかくみんなにプレイしてもらえるのに。 解決方法も1リメイクの時に伝えたはず。 1人でいいからフロントミッションが好きな社員を派遣しろと。その程度の事もやってないでしょ? これはメチャクチャというレベルではない。販売をしていい製品ですら、ないです。 元の作品が良いんだから、それを再現するだけだよ?なぜ、それをしようとしないのか。不可解としか言いようがないです。 任天堂さんも怒りますよ?まともな企業なら普通は買った人に返金します。開発中のものを未確認で間違って販売してしまったと。 1ファンとしては、そこまで求めませんが・・。
要望を一つ。 コンピュータのスキル・キャラクターのスキルの内容をわかりやすくしてほしい。 説明書もない仕様ですので説明をつける必要があります。また発動条件などを記述しないと、バグもありますし、ますますわけのわからないゲームになってしまう。
|
||||||
総 評 |
プレイして思ったのは・・・やはり面白いと。これを創るのは並大抵ではないです。粗削りだった前作を大きく上回る作品に仕上げておられます。 かつてのスクウェアのクリエイターがね。 2023年でも元メサイヤの人がスクウェア・エニックス社に・・・・いないのかなぁ。確か最も活躍されている開発部におられると思うんですけど・・??何故か誰も表に出てこられない。フロントミッションシリーズに関わった人でもいいです。 チェックをしてくれと。 リメイク版はひどいと言っても、ゲームそのものは熱中できるものです。リメイク版を買って、いやいやすんごい面白いんだけど?・・この反応は正しいと言える。 もう海外の開発に任せるなという社員もいるでしょうが、私は続けて欲しいです。だってスクエニではフロントミッション創らないでしょ? 気に入らないのか、なんなのか知りませんけど。 まぁ、いいか。とにかく、「キッチリ開発させて、チェックは日本人がしてくれと。そんで完成したら売って」 これだけ。これだけでいいんです。元が面白いから。 それが今のスクエニには、できないんだなぁと。なぜだ・・・いやー、不思議でしょうがない。 呆れて腹も立たないですわ・・。 評価は90〜100の半分の50点で。もちろん完全再現のものなら100点出してましたよ。 今のものですと、これ以上の点はいくらシリーズのファンでも出せないですねー。
たとえ、いくら熱中してもね。 (朝の5時までやったわ〜ボソッ)
※旧作はバグがあり、リメイク元をプレイしたい場合はPSP、PSvita、PS3でディスクレス(ダウンロード)版の購入をオススメします。628円で2023年現在でも販売継続中です。 リメイク版も時が経てば完成に近づくはずですので、スクエニさんを信じるのも良いでしょう。 そういった意味でバグを一番の難点としておりません。
|
||||||
音楽・演技の評価 |
快適性の評価 |
面白さの評価 |
ボリュームの評価 |
||||
4 |
4 |
1 |
4 |
5 |
|||